塗り方は意外と多い? イラストの塗りの種類 その2(水彩塗り、ギャルゲ塗り、???塗り)
皆さんこんにちは、中トロです。
前回の記事では基本的な塗りの三種類である、アニメ塗り、ブラシ塗り、厚塗りを紹介しました。
今回はその続きのパート2です。
復習しておきますと、イラストの基本的な塗り方は下の六種類あるんでしたね。
- アニメ塗り
- ブラシ塗り
- 水彩塗り
- 厚塗り
- ギャルゲ塗り
- ???塗り
そして今回は「水彩塗り」「ギャルゲ塗り」「???塗り」に焦点を当てていきましょう。
塗りその4: 水彩塗り
これはあまりネットで見かけることは多くない塗り方ではないでしょうか。
水彩塗りの特徴として「ぼかし」「滲み」「混色」を多用することがあります。また、デジタル版の水彩画と表されることが多いです。
筆の質感をほんの少し残しながらも、綺麗で淡い色合いを用いることが多く、可愛らしい絵柄に仕上がるのも特徴です。
水彩塗りを用いる有名なイラストレーターとして、
ぼかせるから簡単?いいえ、めっちゃ難しいです!
「ぼかしとかがありなら案外いけそう……?」
そう思う方も多いと思います。しかし実はこの水彩塗り、かなりの難易度なんです。
色とぼかしを多用する!
水彩塗りの特徴であるこの「色」と「ぼかし」を多用することが、難易度を遥かにあげているんです!
「色」が多いということは、その分高度な色彩感覚を必要とします。影の色一つとってみても、周りの雰囲気に合わせられるかどうか、また彩度(色の鮮やかさ)がいきすぎてないか、といった確認を頻繁に行わなければなりません!
初心者にはそんな色の知識なんて皆無です!僕も何もわかりません。
(ちなみに、このサイトでは影の色についてわかりやすく解説してあるので、見てみることをお勧めします
)
そして「ぼかし」を多用するということは「絵のメリハリ」をつける技術が高くなければなりません。
どこをどのくらいぼかすのか、ここはほとんどぼかさないけど、その隣はぼかそう、などといった、絵の全体を見ながらぼかしていくといった、高度な能力が必要なんです。
初心者が水彩ぬりに手を出すと、まず間違いなく「ごちゃごちゃして訳がわからない」イラストになるのではないでしょうか。
ですから水彩塗りはかなりハードルの高い塗り方だと思っています。
塗りその5:ギャルゲ塗り
ギャルゲ塗りは、アニメ塗りの延長である「ブラシ塗り」と似た塗り方をします。しかし、ブラシ塗りが若干三次元寄りであるのに対し、ギャルゲ塗りは二次元寄りの塗り方になります。
厚塗りを3次元とするなら、ブラシ塗りは2.5次元、ギャルゲ塗りは2.3次元、アニメ塗りは2次元、といったところでしょうか。
綺麗なグラデーションを中心とした塗り方で、女の子を可愛く仕上げることのできる塗り方です。ツイッターなどでよく見られる塗り方ではないでしょうか。
有名なイラストレーターとして、乃樹坂くしおさん、鈴城敦さんがいらっしゃいます。
ブラシ塗りとほとんど同じなのでお勧め!
塗り方自体はブラシ塗りとほぼ変わらないため、初心者にはお勧めの塗り方だと思っています。若干二次元寄りのテイストのイラストにしたい方に使っていただきたい塗り方ですね。
塗りその6:???塗り
これは上のどの塗り方にも分類できなかった塗り方です。単に、僕にその塗り方を見分けられる能力がなかっただけですね(笑笑)
誰か分かる方は教えてくださると非常に助かります。
この???塗りで有名なイラストレーターは、Hplayさんなどがいらっしゃいます。
独自のタッチで、一見水彩塗りのように見えるもの、ぼかさない場所は全くぼかさないなどといった手法が用いられていますね。それによって立体感が滅茶滅茶上手に表されているのも魅力です。
海外のイラストレーターさんの多くは、こうした独自の手法を用いてイラストを描く方が多くいらっしゃいます。特に韓国や台湾の方に多いイメージですね。
pixivなどで探してみると、案外楽しかったりします。ぜひ暇な時間に。
まとめ!
今回は基本的な塗り方である、「水彩塗り」「ギャルゲ塗り」「???塗り」に焦点を当てました。
水彩塗りは激ムズ!ギャルゲ塗りはそこそこ!
といった感じです。
今まで紹介した中の塗り方から、自分の好きな塗り方が見つかるかもしれません!
ぜひ今一度自分の塗り方を確認してみてはいかがでしょうか。