イラスト初心者の練習量について 練習時間よりも継続が大事だという話
皆さんこんにちは、中トロです。今回は初心者の練習量についてのお話をしようと思います。
まず最初に結論を申し上げますと、初心者は
練習時間よりも継続が大事
です。
その根拠を簡単に説明していこうと思います。
根拠その1 そもそも毎日そんなに練習する時間がない!
これは多くの人が直面するであろう深刻な問題です。中学生、高校生はまず学校へ行き、家に帰っても塾や自習に時間を取られ、ほとんどイラストなんて描く時間はありません。社会人の方はもっと深刻でしょう。家に帰ってくるのはクタクタになった夜遅く、そこから頭を働かせて長時間イラストなんて描けるはずもありません。
できるとすれば本当に暇な大学生くらいなものです。僕も現在その暇な大学生ではありますが、それでも結構キツかったというのが本音です。特にテスト期間やレポート課題のかさんだ日などはまともにイラストを描こうとなんて思いませんでした。イラストに時間をかけているとそちらに時間が回りませんからね。
ですから実現不可能な「時間」よりも「継続」に重きを置くのが当然の流れになるのではないでしょうか。
根拠その2 辞めてしまっては全て水の泡
まず毎日3時間も4時間も練習するなんてそれこそほとんどの人ができないことです。むしろ無理やり練習量を増やしてしまったせいで、イラストがイヤになって辞めてしまう人も出てきてしまうと思います。僕も何度やめようと思ったか見当もつきません。
そうなってしまっては今までの練習が全て水の泡になってしまいます。何時間何十時間何百時間と掛けたイラストの練習量が、本当の意味で無くなってしまうのです。
まずはそれを防ぐことが何よりも重要です。
「じゃあどうすればいいの?」
僕もかつて同じ問題に直面しました。そして今も問題真っ只中ですが、いい解決策があります。それは
練習は1日30分を最低ラインにすることです。
ここでは「30」「最低ライン」という言葉が重要です。
なぜ30分なのか。それは
「その日のコンディションがわかり始めるのが30分」
だからです。
皆さんよくこんな経験をしたことないでしょうか。
「始めるのは面倒だったけどやり始めると意外と長時間できた」
これは、一旦集中して物事を始めるとある程度の集中力が持続するという現象のためです。どこで読んだのかは忘れましたが、ある本で「人間の集中力は40分を境に低下する」と書いてありました。
集中力は40分で最大になるということですね。
ということは、「集中力が上がっている最中の30分」に注目し、その時の状態が「眠い」「本当にやる気が出ない」という状態であればその日のコンディションは悪いと言えるのではないでしょうか。
状態が悪いならすぐに辞めてしまいましょう。もうすでにあなたは30分も練習しているんですから。
次に、なぜ「最低ライン」を作るのかの話です。
これは、「イラストを描くハードル」を自分の意識の中で下げるためです。
イラストを始めた当初は、案外イラストにエネルギーが必要だと思いがちです。いちいち机に座り、ペンを持ち、紙を用意し、資料を探し、絵を描く。この作業がどうしても億劫に思ってしまうんです。
それを強制的に行わせるルールを設けることで、徐々にイラストへの抵抗感をなくしていくのが目的です。
最終的には「練習しない日がないと不安になる」と思い始めるのが理想です。
僕も実際にこのルールを設けましたが、1ヶ月もすれば、練習しなさそうな日があると
「あれ、今日練習してなくね?なんか一気に下手くそになりそうで怖いな……」
と思い、自発的に机に向かうようになりました。
こうなってしまえば、もう後は楽です。
ですから、なんとか机に向かうことを意識するといいですね。
今回の話をまとめると、下のようになります
- 練習は1日30分を最低ラインに!
- 練習を辞めてしまっては全てが水の泡!
- イラストへの抵抗感をなくす!
これらを意識するとイラスト上達へ必ず近づきます!